
12月初旬の平日、JR新橋駅東口から汐留シオサイトの高層ビル群を見上げながら、東京港へ向かって散策していきます。隅田川の河口部に広がっている浜離宮庭園の緑地帯へ向かいます。

浜離宮庭園の緑地帯の北側、首都高速都心環状線の高架橋が通っている「汐留出入り口」前にやってきました。浜離宮庭園の脇には、汐留シオサイトの高層オフィスビルやタワーマンション群が広がっています。

浜離宮庭園のすぐ脇もオフィスビル街となっているので、平日の午前中の時間帯だと、通勤ラッシュの風景を眺めることが出来ます。

浜離宮庭園の大手門前に架橋されている「南門橋」を渡っていきます。南門橋や周辺の広場は、団体客の乗った観光バスなどの待機所として使われるのですが、この日は観光バスの姿は一台もありませんでした。

南門橋の上から汐留シオサイトの高層ビル群方向を撮影しました。正面に写っているのは首都高速都心環状線の高架橋です。

浜離宮庭園には何箇所か出入り口が存在していますが、JR新橋駅や銀座の繁華街に最も近い位置にあるのが「大手門」です。大手門は高い石垣に囲まれていて、江戸城(皇居東御苑)と似た雰囲気です。

浜離宮庭園の営業時間は午前9時から午後5時まで、一般及び中学生300円、65歳以上150円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料となっています。

浜離宮庭園の正式名称は「東京都浜離宮恩賜公園」となっていて、国の特別名勝、特別史跡に指定されています。

大手門内へ入ると、周囲は巨大な石垣や黒松の木が多く植えられていて、その背後には汐留シオサイトの高層ビル群が広がっているのが見えます。

大手門内に建っている管理事務所で300円を支払い、緑地帯の中を散策していきます。

振り返って大手門の背後にそびえ立っている汐留シオサイトの「電通本社ビル」を見上げて撮影しました。東京湾へ向かって、美しいウェイブを描いた壁面の高層ビルです。

この日は平日だったこともありますが、緑地帯内はほとんど人通りがありませんでした。

大手門周辺にはタブノキや300年の松の木などの巨木が何本も植えられていて、まだ紅葉には程遠かったです。

江戸時代には、徳川政権の「軍港」としての性格も強かった浜離宮庭園、大手門周辺の巨大な石垣を観ていると当時の雰囲気が強く感じられますね。

大手門や管理事務所の南側に広がっている「延遼館(えんりょうかん)」跡地広場へ向かいます。延遼館広場周辺も人通りが全くと言っていいほどありませんでした。

枯れ草状態となっている芝生広場の中を整備されている散策道を歩いていきます。広場内にはドウダンツツジや黒松の木々などが多く植えられています。

広場の一角には紅葉を迎えている木々も何本かありました。
