
国会通りと桜田通りが交差している「霞が関二丁目交差点」です。このまま国会通りを道なりに進めば国会議事堂前までたどり着くことが出来ますが、桜田門方向へ少し寄り道していきます。

イチョウ並木道が整然と整備されている霞が関の中央省庁街です。毎年の11月下旬から12月上旬にかけて、色鮮やかな紅葉のイチョウ並木道の風景となりますが、場所が場所なので見物客が現れず、ある意味「穴場」のような場所です。

農林水産省などの省庁が入居している「中央合同庁舎1号館」の脇を通り抜けていきます。

国会議事堂にほど近く、霞が関の中央省庁街の中でも一等地の場所に建っている「外務省本庁舎」の建物群の全景を撮影しました。日本国の外交や国際交流を担う外務省、現在の外務大臣は岸田文雄さんです。

同じ場所から振り返って霞が関二丁目交差点方向を撮影しました。財務省本庁舎と、霞が関コモンゲート(文部科学省)の高層ツインタワーを見渡すことが出来ます。

霞が関地区には東京地下鉄の丸ノ内線、日比谷線、千代田線の霞が関駅のターミナルとなっていて、霞が関近辺の桜田門や溜池山王、永田町などを含めると、7路線もの地下鉄が周囲に集まってきています。

中央合同庁舎2号館の高層ビル内には「総務省」のフロアが大部分を占めています。2001年の中央省庁再編により、総務庁、郵政省、自治省を統合して設置された総務省。現在の総務大臣は新藤義孝さんです。

「霞が関一丁目交差点」にやってきました。休日の散策だったので、人通りが全くありませんでした。

1970年(昭和45年)に竣工した外務省本庁舎の中央南庁舎を撮影しました。各フロアごとに水平方向に設置されている庇(ひさし)の存在が目立ちますね。

外務省本庁舎の敷地の北側を通っている「霞が関坂」を撮影しました。国会議事堂方向(西方向)へ向かって、緩やかな上り坂が伸びています。

普段は交通量が大変多い桜田通り(国道1号線)も、休日の散策だと御覧のとおりです。

「東京高等・地方・簡易裁判所合同庁舎」の高層ビルを見上げて撮影しました。その名前の通り、東京高等裁判所、東京地方裁判所、東京簡易裁判所の組織が入居しています。

桜田通り(国道1号線)をしばらく道なりに進んでいくと、「警視庁本庁舎」の高層ビルが見えてきました。警視庁の建物が見えてくると、桜田門はすぐ近くです。

東京都内に102の警察署を配置し、約43000人の警察官を擁する警視庁の総本山です。

赤レンガ壁が特徴的な「法務省旧本館」の建物の脇を通り抜けていきます。旧司法省庁舎として1895年に竣工したドイツ・ネオバロック様式の歴史主義建築であリ、重要文化財に指定されています。

現在の霞が関の中央省庁街は高度成長期以後に建設された鉄筋コンクリート製のビル群ばかりですが、戦前はこのような赤レンガ壁のビル街だったのです。
