
(仮称)新鉄鋼ビルディング:工事進捗率60% 2014年12月18日
JR東京駅の八重洲北口、外濠通り脇に建っていた「第一鉄鋼ビルディング」「第二鉄鋼ビルディング」の再開発工事です。1951年に竣工した第一ビルと、1953年に竣工した第二ビルは、どちらも2012年3月を持って閉館となり、長らく更地状態となっていました。
再開発計画の概要
建て替えプランは高さ140m、25階建てのオフィスと中層のサービスアパートメントの2棟で、延床面積計約110,000平米の大型開発となります。また敷地内に羽田空港・成田国際空港とを結ぶバスのターミナルが設置される予定です。再開発事業は2015年完成予定です。

完成予想図の全景です。
「(仮称)新鉄鋼ビルディング」
所在地 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号
竣工 平成27年10月末(予定)
主要用途
オフィス棟:事務所・店舗・貸会議室・駐車場
にぎわい施設棟:サービスアパートメント・ラウンジ・フィットネス・店舗・空港リムジンバス発着場
構造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
地上:鉄骨造階数地上26階、地下3階、塔屋1階
最高高さ 約135m
敷地面積 7,399.67㎡(2,238.40坪)
延床面積 約117,000㎡(約35,392坪)
基準階貸室面積 約2,370㎡(約717坪)
天井高 基準階:2,950mm(OA床:150mm)天井方式600mm × 600mm グリッド式システム天井
基本モジュール 3,600mm × 3,600mm
床荷重一般ゾーン:500kg/㎡ ヘビーデューティーゾーン:1,000kg/㎡
事業主株式会社 鉃鋼ビルディング
設計・監理 株式会社三菱地所設計
施工 大成・増岡組建設共同企業体
駐車場 209台
プレスリリース:公式ホームページ
株式会社 鉄鋼ビルディング

永代通りと外濠通りが交差している「呉服橋交差点」前から撮影した「(仮称)新鉄鋼ビルディング」の高層オフィスビル群の全景です。

北側「オフィス棟」の鉄骨の組み立て現場をズームで撮影しました。

外濠通り側(東側)に面した壁面部分をズームで撮影しました。すでに部分的に工事用シートが取り外されていて、真新しい壁面が露出していました。

人通りや車の交通量が非常に多い中で再開発工事が行われています。

呉服橋交差点の南東側に建っている三井住友銀行ビル前から低層階部分を撮影しました。

完成予想図で描かれているものと、実際に現地で眺めるのとでは、全く雰囲気が違って見えます。IT化が進んできている現代社会であっても、この違いは自分の目で見てみないとわからないものですね。

今年の初夏の時期まではまだ地下部分の工事が続き、それからわずか半年ほどの間で高さ100メートル近くまで鉄骨が積み上がってきました。

南側の「サービルアパートメント棟」を見上げて撮影しました。こちらも北側のオフィス棟と同じく、高さ100メートル近くまで積み上がってきました。

東側から、外濠通り越しに「サービスアパートメント棟」の低層階部分を撮影しました。

同じ場所から高層階部分を見上げて撮影しました。サービスアパートメント棟の建物の外観の中で特徴的な巨大な水平庇(ひさし)が出来つつあります。

八重洲口会館ビル前から「(仮称)新鉄鋼ビルディング」の高層ビル群の全景を撮影しました。

もう少し南側に離れてから、振り向いて撮影しました。

同じ場所から振り返って、東京駅八重洲口と一体化されている「グランルーフ」の全景を撮影しました。

南側から再開発工事現場を眺めてみると、非常に細長く窮屈な区画の中で、周囲の高層ビル群や大通りに囲まれた過酷な環境の中で建て替え工事が行われています。

グランルーフ前のタクシープール内から見上げて撮影しました。

再開発工事現場の地図です。