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東京駅の八重洲口一帯の再開発 2015年3月26日

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東京駅前八重洲1丁目東地区第1種市街地再開発事業と、同2丁目北地区第1種市街地再開発事業の概要 2015年3月26日
2015年2月16日、三井不動産や東京建物が中心の組合施行によって、東京都中央区の「東京駅前八重洲1丁目東地区第1種市街地再開発事業」と、「同2丁目北地区第1種市街地再開発事業」の都市計画概要が発表されました。東京駅の八重洲口の東側一帯のオフィスビル街や商業地区がそのと対象となっていて、八重洲通りの北側が八重洲1丁目東地区、南側が同2丁目北地区の区画となっています。

1.八重洲1丁目東地区~敷地をA、B地区に分割し、B地区には事務所、店舗、住宅、医療施設などからなる地下4階地上54階建て延べ約22万4000㎡の複合施設を計画している。高さは約250メートルとなる。予定工期は1丁目東地区が2019-2023年度。

2.八重洲2丁目北地区~A-1、A-2、Bの3街区で再開発施設を整備する。A-1街区では事務所、店舗、小学校、宿泊施設などからなる地下4階地上45階建て延べ約28万7100㎡の施設を想定している。高さは約245メートルとなる。各地区の地下には東京駅と直結する、総延べ約2万㎡の(仮称)八重洲バスターミナルも計画している。予定工期は2丁目北地区が2017-2021年度。

東京駅前八重洲1丁目東地区第1種市街地再開発事業の概要
外濠通りと八重洲通りが合流している「八重洲中央口交差点」の北東側に広がっている区画であり、東京建物ビルや八重洲センタービルなどが建っている場所です。八重洲1-6~8、9の一部、約1.4ヘクタールが対象地となります。

A地区~再開発施設には事務所、店舗、宿泊施設等を設け、規模は地下3階地上11階建て延べ約1万2000㎡。2棟で総延べ約23万6000㎡を想定している。敷地面積は約1万1900㎡。
B地区~国際交流・情報発信を促進させる「カンファレンスセンター」、国際水準の医療サービスを提供する「国際医療施設」を導入し、国際競争競争力を高める考え。

また約3000㎡の帰宅困難者受け入れスペース、高効率で自立性の高いエネルギーシステムの導入など防災機能の強化も図る。都市計画コンサルタントと事業コンサルタントは日本設計。東京建物のほか、大成建設、大林組が事業協力者として参画している。




東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業の概要
八重洲中央口交差点の南東側一帯の区画であり、ヤンマー東京ビルや住友生命八重洲ビルなどが建ち並んでいるオフィスビル街です。同地区市街地再開発準備組合が計画し、三井不動産が事業協力者として参画しています。再開発区画は八重洲2-1、2の一部、3の約1.7ヘクタールを対象に、3棟総延べ約31万6000㎡、敷地面積は約1万5000㎡となります。

A-1街区~国際競争力を高めるべく多言語観光情報施設や国際水準の宿泊施設、ライフサイエンスビジネスセンターなどの都市機能「スーパーコンシェルジュ」の導入を図る。
A-2街区~事務所店舗等による地下4階地上9階建て延べ約6500㎡、B街区は単独建替え事業で事務所、店舗等の地下4階地上14階建て延べ約2万2400㎡の施設を整備します。

また帰宅約2500㎡の困難者受け入れスペース、自立分散型エネルギーシステムを導入。都市計画コンサルは日本設計、事業コンサルは都市ぷろ計画事務所が担当しています。




ニュースリリース:建設通信新聞のニュース 2015年2月16日
地域ニュース 23万㎡超の複合施設/2丁目北 3棟総延べ約31万㎡/八重洲1丁目東再開発



外濠通りと八重洲通りが合流している「八重洲中央口交差点」前から撮影した「八重洲2丁目北地区」の再開発区画となる街並みの全景です。東西方向に通っている八重洲通りの南側一帯の区画です。




正面に建っているのが八重洲2丁目北地区内の中核的存在である「ヤンマー東京ビル」です。周辺は、高度経済成長期に建てられたようなオフィスビルや雑居ビルが密集しています。




八重洲2丁目北地区内には、高さ約245メートルの高層オフィスビルが誕生します。これで名実ともに、東京を代表する高層ビル街の称号は、西新宿から東京駅周辺へと明け渡されることになりますね。




八重洲中央口交差点の北東側、八重洲通りの北側に広がっているのが「八重洲1丁目東地区」の再開発区画です。東京建物ビルを始めとして、こちらもオフィスビル街が広がっています。




八重洲1丁目東地区に建設される高層オフィスビルは約250メートルです。東京駅周辺は、香港やシンガポールに対抗し得る「アジアの金融センター」になれますでしょうか。




1990年代の新宿や渋谷などの内陸部が成長すると同時に、都心部周辺が没落する様子を間近で眺めてきた千葉県人の私としては、何というか感無量な感じがしますね。いよいよ「都心部の逆襲」が始まることになります。




新鉄鋼ビルディングの建設工事現場前から振り返って、八重洲1丁目東地区の街並みを撮影しました。




八重洲中央口交差点の北東側一帯が「八重洲1丁目東地区」です。




交差点の南東側一帯が「八重洲二丁目北地区」です。

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