Quantcast
Channel: 緑の、東京ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 6392

東京駅前八重洲二丁目北地区の再開発地区 2015年6月25日

$
0
0


東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業の再開発区域 2015年6月25日
三井不動産によって進められている「東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業」の再開発です。再開発区画全体をA-1、A-2、Bの3街区に分けて再開発施設を整備します。A-1街区では事務所、店舗、小学校、宿泊施設などからなる地下4階地上45階建て延べ約28万7100㎡の施設を想定していて、高さは約245メートルとなります。各地区の地下には東京駅と直結する、総延べ約2万㎡の(仮称)八重洲バスターミナルも計画しています。予定工期は2丁目北地区が2017-2021年度となっています。
プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2015年4月10日
「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」計画概要について

東京駅前八重洲2丁目北地区第1種市街地再開発事業の概要
八重洲中央口交差点の南東側一帯の区画であり、ヤンマー東京ビルや住友生命八重洲ビルなどが建ち並んでいるオフィスビル街です。同地区市街地再開発準備組合が計画し、三井不動産が事業協力者として参画しています。再開発区画は八重洲2-1、2の一部、3の約1.7ヘクタールを対象に、3棟総延べ約31万6000㎡、敷地面積は約1万5000㎡となります。

A-1街区~国際競争力を高めるべく多言語観光情報施設や国際水準の宿泊施設、ライフサイエンスビジネスセンターなどの都市機能「スーパーコンシェルジュ」の導入を図ります。
A-2街区~事務所店舗等による地下4階地上9階建て延べ約6500㎡、B街区は単独建替え事業で事務所、店舗等の地下4階地上14階建て延べ約2万2400㎡の施設を整備します。

また帰宅約2500㎡の困難者受け入れスペース、自立分散型エネルギーシステムを導入。都市計画コンサルは日本設計、事業コンサルは都市ぷろ計画事務所が担当しています。

「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」主な特徴・計画概要
1.東京駅前の交通結節機能の強化(バスターミナル等の整備)
・国際空港や地方都市を結ぶ大規模バスターミナルの整備
・東京駅と周辺市街地等を結ぶ、地上・地下の歩行者ネットワークの整備

2.国際競争力を高める都市機能の導入(ビジネス交流・サポート機能、宿泊機能)
・ビジネス交流に寄与する各種サポート機能(交流・情報提供スペース等)の整備
・国際水準のサービス提供を行う、宿泊施設の整備

3. 防災対応力強化と環境負荷低減(自立分散型エネルギーシステムの導入)
・中圧ガスを用いた高効率発電機(CGS)と地域冷暖房施設(DHC)のネットワーク化により、電気・熱供給を行い、災害に強い自立・分散型エネルギーシステムの整備を予定。高い防災性・事業継続(BCP)機能の確保、エネルギーの効率的な利用と環境負荷低減に取り組む
・帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫や災害用トイレを整備


完成イメージです。


低層階部分のイメージです。


主な特徴(断面図)です。


主な特徴(配置図)です。

計画概要(予定)
事業主体 八重洲二丁目北街区再開発準備組合
所在地 東京都中央区八重洲二丁目1番、2番の一部及び3番
主要用途 事務所、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、交流施設、駐車場等
敷地面積 約13,500㎡
延床面積 約293,600㎡
階数・高さ
 A-1街区:地上45階、地下4階 (約245m)
 A-2街区:地上10階、地下4階 (約50m)
建物竣工 2021年度



東京駅八重洲口に設置されている歩行者用デッキ「グランルーフ」から撮影した「東京駅前八重洲2丁目北地区」の再開発区画の建物群です。八重洲中央口交差点の南東側一帯に広がっている区画です。




外濠通りに沿って建っていて、「住友生命」の看板が付いている「住友生命八重洲ビル」をズームで撮影しました。この古いオフィスビルも再開発対象となっています。




住友生命八重洲ビルの南側には「住友信託銀行八重洲ビル」が建っているのが見えます。この住友信託銀行八重洲ビルまでの敷地が再開発対象です。




南西側から撮影した「住友生命八重洲ビル」の全景です。すぐそばには高速バス乗り場などが整備されています。




住友信託銀行八重洲ビルの南側に建っているのが「常盤八重洲ビル」です。こちらは「八重洲二丁目中地区」の再開発区画の一部として検討中となっています。




南西側から撮影した「住友信託銀行八重洲ビル」の全景です。このオフィスビルの南側を通っているのが、再開発区画の敷地南側を通ることになる「あおきり通り」です。




南西側から撮影した「東京駅前八重洲2丁目北地区」の再開発区画の全景です。この場所に地上45階・地下4階建て、高さ245メートルの高層オフィスビルが建設されることになります。




グランルーフのデッキを下りて地上にやってきました。「東京駅前八重洲2丁目北地区」の再開発区画の敷地南側を通ることになる「あおきり通り」を撮影しました。




グラントウキョウサウスタワーの敷地前から北東側を向いて撮影した「住友生命八重洲ビル」です。




同じ場所から見上げて撮影した「住友信託銀行八重洲ビル」です。平日の午後の時間帯であり、淡い西日の光が周囲一帯に照りつけてきました。




外濠通りの横断歩道を渡って「住友信託銀行八重洲ビル」前にやってきました。現在の外堀通りの歩道は十分に広いですが、再開発工事によって更に拡幅されるのでしょうか。




再開発区画の敷地南側を通る「あおきり通り」を散策していきます。あおきり通りは西方向(八重洲口方向)への一方通行となっています。




この界隈は中央区の八重洲二丁目地区のオフィスビル街の街並みがどこまでも広がっていて、老朽化が進んできているオフィスビルや雑居ビルが密集しています。




あおきり通りと「八重洲仲通り」の交差部にやってきました。この場所が「八重洲二丁目北地区」の再開発区画の南東角になっています。




交差点から振り返って西側(八重洲口側)を撮影しました。正面に写っている「あおきり通り」沿いの全てのオフィスビルと雑居ビルが再開発区域内に入っています。




この界隈は、オフィスビルや雑居ビルの1階がカフェや飲食店、コンビニの店舗などが入っているパターンが多いですね。




「八重洲仲通り」を北側へ向かって散策していきます。八重洲仲通りの西側に密集して建っている建物群のほぼ全てが再開発対象となっています。




この辺りはオフィスビルと飲食店などの建物が混在している街並みですね。




八重洲仲通りに沿ってひと際高い建物が建っていますが、これは「八重洲スーパーホテル」です。この八重洲スーパーホテルは再開発の対象外となっています。




「あおきり通り」から北側2つ目に並行している道路を撮影しました。




同じ場所から振り返って南側(あおきり通り側)を撮影しました。東京駅八重洲口から200メートルほどの場所ですが、そうとは思えないほどひっそりとしていました。




再開発区画内から外れている「八重洲スーパーホテル」前を通り抜けていきます。…今までこの場所を歩いたことは一度もなかったので、東京駅の目の前にこんな場所があったのかと驚きですね。




八重洲スーパーホテル前を通り抜けると、前方に「八重洲通り」との交差点が見えてきました。「東京フォレスト法律事務所」の看板があるオレンジ色のビルも再開発対象外となっています。




八重洲スーパーホテルの敷地北側を通っている道路を撮影しました。




八重洲通り越しに、北東側から撮影した「東京駅前八重洲2丁目北地区」の再開発工事区画の全景です。高層化が進みつつある丸の内側と比べて、まだこの界隈は老朽化が進むオフィスビルだらけです。




その「後発優位性」を生かして、丸の内エリアよりもさらに魅力的な再開発を仕掛けることが出来ると言ってもいいでしょう。今まで東京の中で地味な場所だった「八重洲地区」が日本一の高層ビル街になれるでしょうか。




東京駅八重洲口のそばの一等地であり、立地上のポテンシャルは日本一です。「アジアの金融センター」を目指す世界都市・東京の底力を見せる再開発になってほしいですね。




交差点の南東側一帯が「八重洲二丁目北地区」です。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 6392

Trending Articles