
渋谷駅地区 道玄坂再開発計画:取り壊し率5% 2015年7月14日
JR渋谷駅の南口、東急バスや京王電鉄バスなどが発着しているバスロータリー前に建っている東急グループのファッションビル「東急プラザ渋谷」の建物の建て替え計画です。東急プラザ渋谷は1965年(昭和40年)の6月に「渋谷東急ビル」の名称でオープンしました。 1969年(昭和44年)の11月より「渋谷東急プラザ」に名称変更され、2012年(平成24年)の4月に現名称へ再変更されています。高度経済成長期に建てられたビルであり、既に50年近く経過していることになります。
本事業の特徴
1.交通結節機能の強化と利便性・安全性の向上
・民地の一部にバスターミナルを導入し、渋谷駅西口交通広場の再編に貢献することで、渋谷中央街等の西側の街へとつながる歩行者ネットワークを強化します。
・駅施設及び周辺市街地をつなぐ縦動線アーバン・コア、歩行者デッキの整備を行います。
2.国際競争力強化
・クリエイティブ・コンテンツ産業等や外国系企業の進出を促す産業進出支援機能を導入します。
・国際空港へのアクセスを強化する空港リムジンバス発着場の整備や、国内外の来街者を対象とした観光支援機能を導入します。
3.防災機能の強化と環境への取組み
・災害時の帰宅困難者支援機能を確保します。
・高効率で自立性の高いエネルギーシステムを導入します。
・屋上緑化等をはじめ、環境負荷の軽減に取組みます。
「渋谷駅地区道玄坂街区開発計画」
事業計画の概要
事業名称 道玄坂一丁目駅前地区第一種市街地再開発事業
施行者 道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合
施行地区 東京都渋谷区道玄坂一丁目2番地・8番地
施行面積 約0.6ha
敷地面積 約3,330㎡
延床面積 約58,900㎡
階数 地上18階、地下4階
高さ 約110m
用途 店舗、事務所、駐車場等
事業の経緯及び今後のスケジュール
2008年7月 市街地再開発準備組合設立
2013年6月 都市計画決定告示
2014年4月 市街地再開発組合設立
2014年度 権利変換認可(予定)
2015年度 着工(予定)
2018年度 竣工(予定)





道玄坂街区の開発計画は、民地の一部にバスターミナルを導入し、渋谷駅街区土地区画整理事業、渋谷駅地区駅街区と一体的な交通広場の再編を行うことになります。渋谷東急プラザのファッションビル前のバスターミナルの頭上にも新たな駅施設が建設されます。新しい再開発施設は地上17階、高さ約120メートルを整備し、1階の一部に国際空港へのダイレクトアクセスを可能にする空港リムジンバス発着場を含むバスターミナルを設ける他、高層部にハイグレードオフィス、中低層部には世界から集客し街の賑わいに貢献する商業施設を配置し、2018年度の開業を予定しています。
プレスリリース:東急電鉄他4社発表の報道資料 2013年6月17日
渋谷駅周辺地区における都市計画の決定について
プレスリリース:東急電鉄他4社発表の報道資料 2013年6月17日
『道玄坂一丁目駅前地区市街地再開発組合の設立認可』 ~渋谷駅西口における再開発事業が本格始動~

2015年3月22日に閉館した「東急プラザ渋谷」のファッションビルの全景を南東側から撮影しました。建物全体が工事用パネルで覆われていて、ひっそりとした雰囲気に包まれていました。

渋谷駅西口に架橋されている歩道橋を散策し、解体工事現場へ向かいます。駅前のバスロータリー前に、巨大な工事パネルの壁が出現したみたいですね。

すぐそばには工事用フェンスで閉鎖された区画が出来ていました。アスファルトを引き剥がして、地面に穴でも掘っているのでしょうか。

建物敷地の南側、国道246号線(玉川通り)に面した壁面部分を撮影しました。渋谷駅前から西側(池尻大橋側)へ向かって上り坂となっています。

玉川通りに沿って建っている「別館」の建物を撮影しました。こちらも本館と同じように解体されることになります。

敷地東側(渋谷駅西口側)へ向かいます。…閉店前と比べて、歩道の道幅が狭くなっている気がするのですが、気のせいでしょうか。歩道の用地まではみ出して工事用パネルを置いているのかもしれません。

「東急プラザ渋谷」の北東側前にやってきました。ハチ公口前や東口前ほどではありませんが、この辺りも人通りはそれなりに多かったです。

建物の敷地北側を通っている「渋谷中央通り商店街」を撮影しました。この道路を道なりに進むと「道玄坂一丁目地区」の駅前繁華街へ向かうことが出来ます。

東急プラザ渋谷の地図です。