
4月上旬の平日の午前中、通勤ラッシュが終わった時間帯の東京地下鉄半蔵門線の半蔵門駅を下車して、麹町地区の住宅街の中を東へ向かってしばらく歩くと、目の前に皇居の広大な緑地帯が見えてきます。

皇居の敷地の西側に建っている「半蔵門」をズームで撮影してみました。この半蔵門の後ろ側に両陛下がお住まいである御所の建物が建っているはずです(地図で見る限りでは)。

「快晴の青空下の東京」の風景写真がコンセプトの私のブログなのに恐縮ですが、今回限り、薄曇りの天候の散策になってしまったことをご了承ください。今の季節は晴れ間が見える日自体が少ないのです。

皇居の敷地西側の「半蔵門」の水面に沿って整備されている「千鳥が淵公園」内を北へ向かって散策していきます。桜の開花状況は文句なしの満開でした!!!

千鳥が淵公園は別名「半蔵門公園」とも呼ばれています。桜の季節以外は結構閑散とした雰囲気ですが、今の季節だけは多くの人たちで賑わっています。

千鳥が淵公園のソメイヨシノも、結構樹齢が古い木々の比率が多かったです。

4月に入ってすぐの時点で、花のつぼみのほぼ全てが開花し、ほんの少し散っている状況でした。時期的にはパーフェクトな散策だったと思います。それだけに曇り空だったのが悔やまれます・・・。

桜のトンネルを見上げながら散策していきます・・・。

千鳥が淵公園は1919年(大正8年)に明治期の市区改正事業の一環として開園しました。内堀通りと皇居の半蔵濠に面し、半蔵門から千鳥ヶ淵交差点までの間が公園となっています。

公園のすぐ脇には「内堀通り」の大通りが並行して通っています。半蔵門の水面と、内堀に囲まれた南北約450メートル、東西約20メートルの細長い敷地の公園なのです。

なので、私自身も例えば三宅坂から九段下方向へ歩く時などは、並行して通っている内堀通りではなく、千鳥が淵公園の中を歩く場合が多いです。

「通り道」としてのイメージがすごく強い千鳥が淵公園ですが、4月初旬の今の時期だけは桜を見るためだけに訪れるだけの価値があると思います。

曇り空の天候のため、写真全体がのっぺりしてしまっていますが、実際に歩いてみると桜のトンネルは見ていてものすごい迫力があります。

お花見のためにブルーシートを広げている人の姿は全く見かけることはありませんでした。

普段は皇居ランナーの人たちが休憩のためにくつろいでいたりと、まったりした雰囲気に包まれている千鳥が淵公園ですが、一年の中で一回だけの賑やかな雰囲気を楽しんでいきます。
