
浜離宮庭園の緑地帯の北東の一角に設置されている水上バス乗り場前に到着しました。両国駅前とお台場を結ぶ水上バスの発着場となっており、この発着場で下車するためには、浜離宮庭園の入場料300円を支払う必要があります。

水上バス発着場から西側へ向かって梅園と散策道がまっすぐ伸びていて、鬱蒼とした木々と汐留シオサイトの高層ビル群が小さく写っています。

隅田川河口の水面に面した場所にある「灯台跡」へ向かいます。周辺と比較すると、この辺りの標高が極端に高くなっています。

浜離宮庭園の緑地帯の北側には、「東京都中央卸売市場 築地市場」の広大な施設を始めとして、色々な倉庫群の建物が建ち並んでいるエリアです。築地市場内の熱気がここにも伝わってくる感じですね。

水上バス発着場の全景を撮影しました。発着場の前にはちょっとした広さの広場が設けられていて、団体客の収容などにも便利そうです。

灯台跡地前にやってきましたが、現在は解体されていて、灯台の基礎台しか残っていません。

その基礎台を見下ろして撮影しました。

灯台跡地のすぐ脇は「築地川」という名前の都市河川が墨田川に合流している場所です。

基礎台前から振り返って、水上バス発着場と周辺広場を見下ろして撮影しました。のどかな雰囲気に包まれていて、時間が止まっている感じでした。

灯台跡地の上から東京湾側を撮影しました。築地川と墨田川の境界線である防波堤が構築されていて、その後ろ側は墨田川の河口部となっています。墨田川を挟んだ対岸は、勝どき地区の中高層マンション群が林立しています。

防波堤に設けられている「築地川水門」です。築地川は現在の隅田川の明石町付近(明石堀)から分流し、入船橋を通り、中央区役所付近から現在の首都高速環状線に沿い、浜離宮恩賜庭園の東側を通って隅田川に合流する河川とされています。

現在の築地川の河床は、1960年代の高度経済成長期にほとんど埋め立てられていて、現在では本流が河口付近に750メートル程残っているのみとなっています。

灯台跡地の脇に設置されている「船着き場」を撮影しました。歴代の徳川将軍の面々も、この船着き場を利用していたのだそうです。

船着き場前から都営大江戸線勝どき駅前の高層タワーマンション群方向を撮影しました。江東区の豊洲地区と併せて、月島や勝どき地区は現在も高層タワーマンションの建設ラッシュが進んでいます。

近年進んでいる「都心回帰現象」の帰結として、都心部にほど近い湾岸地区を中心に高層タワーマンションの建設ラッシュがここ5年ほど続いています。

築地川水門を左手に眺めながら、海岸線に沿って南方向へ向かって散策を続けます。そろそろ海岸線に面して広がっている「新樋の口山」の稜線が見えてくるはずです。

「浜離宮三山」の一つである「新樋の口山」前にやってきました。この山以外には富士見山・御亭山の二つの山が存在しています。
