
1月上旬の休日、東京地下鉄東西線の大手町駅にやってきました。この日は休日で人の気配が全くなくなっている、大手町地区のオフィスビル街の中を散策していきます。永代通りの「丸の内一丁目交差点」から散策を開始します。

丸の内一丁目交差点脇から東京駅丸の内駅前広場方向を撮影しました。頭上には、東京駅へ向かっているJR中央快速線の高架橋が通っています。

ズームで撮影してみると、丸の内駅舎の北ドーム建屋と、丸の内駅前広場南端に建っている東京中央郵便局の「JPタワー」の高層ビルが綺麗に写っていました。

東北・上越新幹線の高架橋脇を北へ向かって歩いていきます。常磐橋公園前から再び高架橋の下を通り抜けて、大手町地区のオフィスビル街へ入っていきます。

常磐橋交差点前から振り返って撮影した「日本ビルヂング」の全景です。日立製作所や日本水産の本社機能がこのビル内に入居しています。

高架橋の下を通り抜けると、目の前には広大な高層オフィスビル街が広がっています。大手町地区の北側を散策していきます。正面に写っているのは「東京国際郵便局」ビルです。

東京国際郵便局の南側に建っていた「日本郵政公社東京支社」ビルは現在は取り壊されていて、跡地には駐車場として整備されています。近いうちに再開発工事が始まるのではないでしょうか。

大手町地区は戦前から続いているオフィスビル街であり、1960年代の高度経済成長期に当時の近代的な建物に建て替えられてきました。

現在の大手町のオフィスビルの大部分は1960年代前後に建てられたものです。正面に写っている「NTTデータ大手町ビル」を始めとして、そろそろ寿命が近づいてきているビルが大半になっています。

「NTT逓信総合博物館」が低層階に入居していた「逓信ビル」を見上げて撮影しました。

都市再生機構が進める「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」に伴い、2013年8月末をもって閉館しましたた。このうち、通信文化協会が運営する部分については2014年3月に東京スカイツリータウンに移転の上、「郵政博物館」の名称で再開館予定になっています。

数年以内にはこの「逓信ビル」も取り壊されて更地となり、高層オフィスビルへと建て替えをする再開発工事が行われるわけですね。大手町地区ではこのような再開発工事が今後20年くらいは続くと見られています。

しばらく道なりに西側へ向かって歩いていると、前方に「大手町ビル」の建物が見えてきました。このオフィスビルも層等古く、そのうち取り壊されるのではないでしょうか。

三菱住所が所有している「大手町ビル」は1958年(昭和33年)4月に竣工したオフィスビルです。普段は多くのビジネスマンで賑わっている大手町ですが、この日は人の気配が全くありませんでした。

大手町ビルの南側に隣接して建っているのが2014年4月末に全面開業する高さ200メートルの「大手町タワー」です。後ほど周囲をウロウロしてみることにします。
