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Channel: 緑の、東京ブログ
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厳冬の大手町フィナンシャルシティ:DBJエントランス周辺の散策 PART1

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2012年10月に竣工した複合施設「大手町フィナンシャルシティ」の中と、その周辺を散策していきます。NTTデータ大手町ビル前から撮影した、大手町フィナンシャルシティの全景です(東京サンケイビル右側のツインタワー)。




大手町ビル前から撮影した、大手町フィナンシャルシティのツインタワーを見上げて撮影しました。手前側の「B棟・サウスタワー」と奥の「A棟・ノースタワー」、二つの高層ビルの間の建屋を含めた「ショップ&レストラン」から構成されています。




南側に建っている「B棟・サウスタワー」を見上げて撮影しました。地上35階地下4階、高さ177メートルの高層ビルで、大手町界隈では、高さ200メートルの大手町タワーや読売新聞東京本社ビルに次いで2番目に高い高層ビルとなっています。




大名小路の歩道と一体化されている大手町フィナンシャルシティの敷地内を散策していきます。大通りの地下には東京地下鉄丸ノ内線の大手町駅が設置されていて、地下でフィナンシャルシティ内と直結しています。




B棟・サウスタワー前は広場として整備されていて、まだ若木の街路樹が整備されていました。この日は年末年始の時期だったので、オフィス内は無人状態でした。




B棟・サウスタワーの高層ビルを見上げて撮影しました。各階のカーテンウォール上に取り付けられている庇(ひさし)の存在が目立ちます。庇を付けることによって直射日光の侵入を抑えることが出来、光熱費の節約につながるのだそうです。




B棟・サウスタワー内には「日本政策投資銀行本社」や「あずさ監査法人」などの企業が入居しています。東京駅まで歩いて10分の距離にあり、地下鉄大手町駅に直結しているので、一等地と言っていいでしょう。




「日本政策投資銀行」は普通の民間銀行とは違い、株式会社日本政策投資銀行法に基づき設立された財務省所管の特殊会社なのです。日本の政策金融機関となっています。




財務省の「政策金融機関」とは、民間金融機関が融資を行うことが困難な分野に対し、財政投融資制度を用いて、民間の金融機関では困難な融資を行っている組織のことなのだそうです。




この日のオフィスフロア内は無人だったのですが、業者の人たちが窓ふきなどの仕事をされていました。




広場内の看板を見てみると、サウスタワーの一階周辺は「DBJエントランス」「オフィスエントランス」と名付けられているのが判りました。「DBJ」とは、日本政策投資銀行の略称なのですね。




オフィスエントランス前にやってきました。1990年代のバブル崩壊以降、財務省の政策金融機関は「民業圧迫」などの批判を受けることが多くなり、小泉改革によって改革されることになった経緯があります。




ツインタワーの間に挟まれるようにして設置してある「ショップ&レストラン」の入り口を撮影しました。この日は商業施設も休みになっていて、入口脇には角松が設置してありました。




資金の流れを「官から民」に移し経済を活性化する政策金融改革の一環で、2008年10月に特殊法人で特殊銀行の日本政策投資銀行(旧DBJ)を解散し、特殊会社たる株式会社日本政策投資銀行(新DBJ)として新たに発足しました。




2012年〜2014年を目途に政府保有株式の全てを処分し完全民営化する予定であったのですが、2008年の世界的な金融危機に直面し、政策金融機関に対する政府の関与を維持するべきであるとの見直しが行われました。




ショップ&レストラン前から見上げて撮影したB棟・サウスタワーです。



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