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ホテルオークラ本館建て替え計画の進捗状況 2018年5月1日

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ホテルオークラ本館建て替え計画:工事進捗率70% 2018年5月1日
2014年5月23日、ホテルオークラがマスコミを通したプレス発表で建て替えを行うと発表しました。ホテルオークラは、東京都港区の虎ノ門の閑静な住宅街の中に建っている本格的な高級ホテルであり、2020年の東京オリンピック前の、2019年春に営業再開する予定となっています。そもそも、ホテルオークラが開業したのは1964年(昭和39年)の東京オリンピックの2年前であり、開業後50年近くが経過していて老朽化が長年の課題となっていました。2020年の東京オリンピックに向けて、遂に計画が動き出したと言えます。

2015年8月末に本館建物を閉館し、9月から既存建物の解体に着手します。2016年1月に本体着工、2019年2月末の竣工を目指します。


新日鉄興和不動産のホームページ内から拝借した、完成予想図です。

ホテルオークラとは?
東京都港区虎ノ門二丁目地区の閑静な住宅密集地帯の中に建っている高級ホテルです。日本国内では「老舗ホテル」とされており、帝国ホテル東京、ホテルニューオータニとともにホテルの「御三家」と称されています。大手ゼネコンの大成建設などの創設者である大倉喜八郎の長男で大倉財閥の二代目である大倉喜七郎氏によって設立されました。

公職追放により帝国ホテルを離れた大倉は、憲法の制定により華族としての待遇も奪われます。しかし、国内屈指の工芸家たちへ日本の美を以って諸外国の貴賓を迎えるホテルの理念を熱心に説き、その協力を得てホテルオークラを開業させました。明治以降の日本に存在したであろう貴族の精神を証明するという野心と「最後の男爵」としての意地により、「帝国ホテルを超えるホテル」をコンセプトに設立されたホテルとなっています。

再開発計画の概要
現在のホテルークラ東京の施設は、地上10階建ての「本館」と、11階建ての「別館(サウスウイング)」に分かれています。1973年に完成した別館の建物はそのまま使用され、1962年5月に開業した本館は取り壊されます。敷地内に設置されている日本の私立美術館の草分けである「大倉集古館」(1917年8月開館)も保存されることになります。

本館は2015年8月末に営業を休止した後、9月から解体工事に着手します。敷地内には高さ約195メートルと約85メートルの2棟の高層ビルが建設されます。高さ約195メートルの超高層棟は地下6階、地上38階建てで、ホテルのほか4~21階にオフィスが入る複合ビルとする計画です。高さ約85メートルの高層棟は地下6階、地上13階建てで、全体をホテルとして使われます。

現本館の客室数は408室であり、建て替え後は、2棟のビルを合わせて現状の3割増しとなる約550室を確保するほか、1室当たりの面積が50平方メートル前後の広めの部屋を増やします。

また、敷地面積の半分に当たる約1万3000平方メートルは緑地として整備されます。都心のオアシスとして開放するほか、災害時の一時避難場所として使われることになります。

建替え計画の概要
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目10番
現況敷地面積 約26200㎡
建物延床面積 約18000㎡
建物高さ 195m(地上38階、地下6階)
建物用途 ホテル、オフィス、美術館、駐車場
現本館閉館 2015年8月末
建替工事開始 2015年9月
新本館竣工 2019年2月末
新本館開業 2019年春
※記載の数値には、公益財団法人大倉文化財団所有の土地・建物(大倉集古館)を含みます。

プレスリリース:ケンプラッツ発表のニュース 2014年5月26日 
五輪にらみホテルオークラも建て替え、超高層に ケンプラッツ
プレスリリース:株式会社ホテルオークラ発表の報道資料 2014年5月23日
ホテルオークラ東京 本館建替計画について
プレスリリース:新日鉄興和不動産のホームページ内 2016年6月1日
「ホテルオークラ東京本館建替計画」オフィス事業の取り組みについて~2019年の完成を目指し、2016年6月1日着工~



北西側から、「ホテルオークラ本館建替え計画」の別館棟の高層ビルの全景を撮影しました。




北西側から、「ホテルオークラ本館建替え計画」の本館棟の高層オフィスビルの全景を撮影しました。




北西側から、本館棟の高層オフィスビルの低層階部分を撮影しました。




北西側から、本館棟の高層オフィスビルの高層階部分を見上げて撮影しました。




場所を少し移動して、「江戸見坂」の坂下の交差点前にやってきました。これから、この江戸見坂の急坂を上っていきます。




「江戸見坂」の急坂を上っていくと、ホテルオークラ東京本館の従業員宿舎の建物が見えて来ました。




東京都心部の中とは思えない20パーセントもの急坂を上り続けていきます。




北東側から「ホテルオークラ本館建替え計画」の再開発工事区画の全景を撮影しました。




北東側から高層オフィス棟の鉄骨群の全景を撮影しました。鉄骨群の高さは約120メートル前後まで積み上がっていました。




北東側から高層オフィス棟の低層階部分を撮影しました。




北東側から高層オフィス棟の高層階部分を撮影しました。




東側から別館棟の鉄骨群を撮影しました。




再開発工事区画の敷地東側の4番ゲートが開いていたので、別館棟の全景を撮影することが出来ました。




江戸見坂の坂道を上がり、再開発工事区画の敷地南側へ回り込んでいきます。




南側から高層オフィス棟の低層階部分を撮影しました。




南側から高層オフィス棟を見上げて撮影しました。




南東側から高層オフィス棟の鉄骨群の全景を撮影しました。




江戸見坂の坂上前にやってきました。南東側から、再開発工事区画の敷地南側を通っている道路を撮影しました。




南東側から、改修工事中の「大倉集古館」の建物を撮影しました。3番ゲートが偶然開いていたので、大倉集古館の建物の全景を撮影することが出来ました。




工事用フェンスとシートに覆われている「大倉集古館」の全景を撮影しました。




南西側から、高層オフィス棟の低層階部分を撮影しました。




同じ場所から振り返って、再開発工事区画の敷地東側へ向かって伸びている「江戸見坂」を見下ろして撮影しました。




南側から、別館棟の全景を撮影しました。




前述の通り3番ゲートが開いていたので、こちらからも別館棟の鉄骨群の全景を撮影することが出来ました。




南西側から高層オフィス棟の鉄骨群の全景を撮影しました。高層オフィス等については、あと60メートルほど鉄骨が積み上げられることになります(最高高さ約180メートル)。




再開発工事区画の敷地の南西角の交差点前にやってきました。交差点前から「大倉集古館」と別館棟の鉄骨群を見渡して撮影しました。




南西側から、工事用フェンスと工事用シートに覆われている「大倉集古館」の建物の全景を撮影しました。再開発工事の工期が1年を切ったためか、大倉集古館の再整備工事もようやく始まりました。




南西側から、高層オフィス棟の全景を撮影しました。周辺の、赤坂インターシティAIRやアークヒルズと言った個性的なデザインの建物ばかりが集まる港区北部エリアにおいては、シンプルな外観ですね。




新しいホテルオークラ東京本館の竣工は2019年2月に予定されているので、来年の今頃には開業しているかもしれません。




南西側から別館棟の鉄骨群の全景を撮影しました。




ホテルオークラ東京の地図です。

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