
(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業:2024年度完成予定 2014年9月26日
2014年3月に開通した環状第2号線に面した虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む再開発計画です。いずれの建物も1960年台前後の高度経済成長期に建設されたビルであり、近年になって一斉に寿命を迎えていたので、建て替えられることになりました。UR都市機構及び国家公務員共済組合連合会が事業主体となります。
再開発事業の概要
国立印刷局・虎ノ門工場の機能を他所へ移転、本局の共同通信会館への仮移転ののち、跡地に地上19階、高さ約99メートルの病院棟を建設します。現在の虎の門病院の跡地には地上36階、高さ約179メートルの業務棟の高層ビルを建設し、国立印刷局の本局や共同通信会館の機能を移転します。
さらに現在の共同通信会館敷地の一部を活用したアメリカ大使館前交差点の改良、広場・歩行者デッキの整備、周辺道路の拡幅整備なども同時に実施される予定です。
2009年度 地権者により再開発協議会設置
機構に対し再開発協議会から事業への参画要請
2013年度 地権者による地区計画の提案
機構による都市再生特別地区の提案
再開発事業の施行認可申請
2014年度 特区及び地区計画に係る都市計画決定(予定)
施行認可(予定)
2015年度 病院棟着工
2019年度 業務棟着工
2024年度 竣工

「(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
用途地域 商業地域、防火地域
事業手法 第一種市街地再開発事業(予定)
施行予定者 独立行政法人都市再生機構(予定)
国家公務員共済組合連合会(予定)
敷地面積 約22500?
延床面積 約255200?
計画容積率 1000%
工事期間 平成27年度着工〜平成36年度竣工
建築物の階数・高さ
・業務棟/約179m 地上36階地下3階
・アネックス棟/約20m 地上2階
・病院棟/約99m 地上19階地下4階
プレスリリース:UR発表の報道資料 2014年1月20日
「虎ノ門二丁目地区」都市計画提案の提出について
プレスリリース:同じく、UR発表の別の資料 2014年4月
虎ノ門二丁目地区 都心の大規模病院の周辺街区との一体的な建替えによる機能更新(環状2号線〔新橋〜虎ノ門〕周辺地区)

環状第2号線と桜田通り(国道1号線)が交差している虎ノ門一丁目交差点前から、虎の門病院方向を撮影しました。

緩やかな左カーブを進んでいくと、前方に「虎の門病院」の建物群が見えてきます。環状第2号線の整備工事によって、沿道の建物の敷地も再整備が行われています。

正式名称は「国家公務員共済組合連合会 虎の門病院」と言います。1958年(昭和33年)の5月に開業していて、既に50年以上が経過していることになります。

環状第2号線の整備工事によって、虎の門病院の建物の一部が撤去されています。

虎の門病院の正面玄関前にやってきました。ちょうど正面の壁の上に、階段の跡が残されていますね。

2014年3月の環状第2号線の開通前に撮影した「共同通信会館ビル」です。虎の門病院と国立印刷局と共に、再開発工事が行われます。

共同通信会館やJTビルの西側、外濠通りの南側一帯の市街地を撮影しました。この界隈の再開発計画は、まだ立ち上がってはいません。

虎の門病院、共同通信会館、国立印刷局を含む一つの区画全域(JTビルは除く)が再開発区画です。