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日本生命丸の内ガーデンタワー:竣工済 2014年10月14日

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日本生命丸の内ガーデンタワー:竣工済 2014年10月14日
江戸城の和田倉門濠の脇で工事が佳境を迎えている「(仮称)日本生命大手町ビル」です。パレスホテル東京の敷地の脇に位置しているこの場所にはかつて、AIG大手町ビルが建っていました。日比谷通りに面し、JR東京駅前の一等地に建っていたオフィスビルだったのですが、AIGは2009年5月11日に約12億ドル(約1115億円)でAIG大手町ビルを日本生命保険に売却すると発表、その後オフィスビルの取り壊し工事が始まり、2012年の春ごろから新しい高層オフィスビルの建設工事が始まりました。建物の正式名称は「日本生命丸の内ガーデンタワー」に決定しました。

2014年9月11日、「日本生命丸の内ガーデンタワー」の公式ホームページが誕生しました。その中では、2014年11月7日に地下1階~地上2階のショップ&レストランが開業します。
Shops & Restaurants 日本生命 丸の内ガーデンタワー

AIG大手町ビル売却の経緯について
AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)アメリカ合衆国ニューヨークに本拠を置く大手保険会社であり、130以上の国・地域で事業を展開し、約10万人の従業員が働いています。2007年にアメリカで発生したサブプライムローン問題による金融危機の影響により、AIGはサブプライム関連の金融商品を抱えていたため例外ではなく、住宅価格の低下や金融商品の格下げの影響を受け多額の損失を抱えました。損失額は2008年通期で992億9000万ドルとなり、アメリカ企業史上最大の赤字額となりました。その後はAIGの資金確保のため、日本生命保険に売却される流れとなったのです。

低層階には商業ゾーンも
新しい高層オフィスビルの低層階には商業施設も整備されます。東急不動産グループの東急不動産SCマネジメント株式会社がその業務を委託することが決定しています。

(仮称)日本生命大手町ビル→日本生命丸の内ガーデンタワー
事業者 日本生命保険相互会社
所在地 東京都千代田区丸の内1-1-3
交通 地下鉄大手町駅直結
敷地面積 約4000㎡(約1200坪)
延床面積 約55,800㎡(約16900坪)
階数 地下3階・地上22階
用途 事務所、店舗、駐車場等
商業ゾーン 地下1階~3階 店舗面積 約3000㎡ (当社受託部分)
オフィスゾーン 4階~22階 オフィス面積 約32000㎡
竣工 平成26年6月(予定)

プレスリリース:東急不動産株式会社による報道資料 2012年3月25日
「(仮称)日本生命大手町ビル」商業ゾーン リーシングマネジメント業務の受託
ニュースリリース:以前に建っていたAIG大手町ビル売却の経緯 ケンプラッツ
【売買】AIG大手町ビル、1115億円で日本生命に売却



行幸通りと日比谷通りが交差している「和田倉門交差点」から日本生命丸の内ガーデンタワーの高層オフィスビルを見上げて撮影しました。




真新しい高層オフィスビルの目の前には「和田倉門濠」の広大な水面が広がっていて、皇居前広場の広大な緑地帯も一帯に広がっている環境です。




高層ビル内の照明が多くのフロア内で点灯していて、企業の入居作業が始まっているのですね。




和田倉門濠の水面越しに、高層オフィスビルの低層階部分を撮影しました。低層階部分に「ショップ&レストラン」が整備されます。




日本生命丸の内ガーデンタワーの高層オフィスビルを、そばから見上げて撮影しました。




まだ工事用フェンスは撤去されずに残されていました。




1フロアごとに、水平方向に設置されている庇(ひさし)の存在が非常に特徴的な高層オフィスビルです。外壁の外側に取り付けられている2本1対の柱も目立ちますね。




パレスホテル東京へのアクセス通路周辺も、以前とあまり変わっていませんでした。




アクセス通路の全景を撮影しました。




再開発工事現場の地図です。

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