
7月中旬の平日、東京地下鉄銀座線の上野広小路駅を降りて上野周辺の繁華街をしばらく歩くと不忍池の湖畔に出ることが出来ます。ちょうど蓮の花が満開を迎えている時期だったので、散策してきました。

不忍池・蓮池の湖畔に近づいてみると、巨大な蓮の葉によって水面が多い尽くされていました。そして巨大な蓮の葉の間には…。

色鮮やかなピンク色に染まっている蓮の花が綺麗に咲いていました。蓮の花が咲くのは7月中旬から下旬にかけてがピークであると言われています。

湖畔を散策していても、蓮池の水面がほぼ全く見えなくなってしまったほどでした。

湖畔にそびえ立つタワーマンション群と、蓮の葉を撮影してみました。蓮の葉は一枚一枚が非常に大きく、人間が両手を広げた時と同じくらいの大きさです。

ズームで撮影してみると、弁天堂の建物が小さく見えました。蓮の葉の海の中に浮かんでいるようにも見えますね。蓮池を眺めながら、弁天堂を目指して散策していきます。

湖畔の散策道にほど近い場所に咲いている蓮の花を探しながら歩きましたが、どの蓮の花も、散策道のすぐそばに咲いているわけではないので、ズームで撮影していきます。

不忍池の蓮は、江戸時代より浮世絵に描かれたほどの名所として有名です。散策時も、多くの人たちが蓮の花を眺めたり、デジカメで撮影したりしていました。

綺麗に咲いている蓮の花を見つけましたが、蓮の葉の下に隠れてしまっていました…。

こちらは、つぼみから咲き始めたばかりの蓮の花ですね。

太平洋戦争中は食糧増産の観点から、池を埋め立てて水田となりましたが、戦後になって復旧作業が始まり昭和30年代頃に蓮池として復活しました。

不忍池の北側の湖畔にそびえ立っているタワーマンション群は、新たな景観を作り出しています。マンション群が出来る以前は「池の端ホテル」が建っていました。

文字通り、散策道の手すりのすぐそばまで蓮の葉で水面が多い尽くされています。この日はゆりかもめなどの鳥たちも飛んでいませんでした。

蓮の葉に覆い尽くされている蓮池の奥には、上野動物園や国立科学博物館などの施設が密集している「竹の台」の緑地帯が見えます。あちらも濃い新緑に覆われていました。

御覧のように、池全体が蓮の葉で覆われています。散策道を歩きながら、ボート池方向へ向かいます。
