
京浜急行本線北品川駅と、その周辺に広がる旧東海道「品川宿」の宿場町の繁華街と、その背後に広がっている品川駅港南口の品川インターシティ・品川グランドコモンズの高層ビル群を撮影しました。

2020年に品川〜名古屋間で開業する中央リニア新幹線の東京側の起点駅が設置されることが決まっている品川駅港南口ですが、今後は東京第二のターミナルとして、今後は更に再開発工事が始まっていくことになるでしょう。

国道15号線(第一京浜)越しに、京急本線の北品川駅舎を撮影しました。

交通量が非常に多い第一京浜の「新八ツ山橋」を渡っていきます。JRの新幹線や在来線の線路群の上を通っている新八ツ山橋は、橋の両側部分でアップダウンが存在しています。

前方に城南五山の一つである「御殿山」の広大な丘陵地帯の上に広がっている緑地帯を眺めながら、新八ツ山橋の歩道部分を散策していきます。御殿山の手前の歩道部分のイチョウ並木道は綺麗な紅葉が始まっていました。

「城南五山」と呼ばれている品川駅西側に広がっている標高の高い丘陵地帯の住宅密集地の総称ですが、島津山(しまづやま)、池田山(いけだやま)、花房山(はなぶさやま)、御殿山(ごてんやま)、そして八ツ山(やつやま)の5つの高台となっています。

「島津山」現在の住居表示では品川区東五反田1・3丁目付近の高台に相当し、旧島津公爵邸に因み、同邸宅は現在清泉女子大学となっています。「池田山」は現在の品川区東五反田4・5丁目付近の高台に相当し、備前岡山藩の池田家の下屋敷があったことに因んでいます。

「花房山」は現在の品川区上大崎3丁目付近の高台に相当し、明治と大正期の外交官である花房義質の別邸があったことに因んでいます。「御殿山」は現在の品川区北品川3 - 6丁目付近の高台に相当し、徳川将軍家が鷹狩の折りに休んだ品川御殿があったことに因んでいます。

「新八ツ山橋交差点」前に到着しました。「八ツ山」は戦前の三菱財閥の岩崎家の別邸で、現在は三菱グループの施設となっている開東閣があります。

新八ツ山橋交差点から西側へ伸びている通りを道なりに進むと、城南五山の丘陵地帯の中を通り抜けて、JR五反田駅前に出ることが出来ます。これから第一京浜国道の歩道を北へ向かい、JR品川駅の高輪口へ向かいます。

JRの線路群の上を跨ぐように架橋されている新八ツ山橋の上を散策していると、はるか遠く北側の東京都心部の街並みを見渡すことが出来る感覚に囚われます。それだけこの橋の高さはすごく高いのです。

新八ツ山橋交差点から撮影した品川グランドコモンズの高層ビル群です。一番手前側に建っている高層ビルは、2004年2月に竣工した「京王品川ビル」です。

国道15号線(第一京浜)の歩道を散策して、JR品川駅の高輪口へ向かいます。

進行方向右側には京急本線とJR在来線や新幹線の線路群が、そして壁のように林立している品川グランドコモンズの高層ビル群が南北方向へ向かってせめぎ合うように並んでいます。

前回の記事で渡って引き返した古い八ツ山橋の脇を通り過ぎていきます。

品川グランドセントラルタワーの高層ビルが見えてきました。

こうしてみると、品川グランドコモンズの高層ビル群は一列にまっすぐ並んでいるのではなく、少しだけ前後にずれながら配置されていることが判ります。
