Quantcast
Channel: 緑の、東京ブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 6288

初夏の大阪:新緑眩しい御堂筋を散策する PART4

$
0
0


御堂筋と長堀通りが交差している「新橋交差点」から、御堂筋を本町方向へ向かって引き続き散策を続けていきます。時刻は午前10時前、そろそろ心斎橋地区周辺の店舗が営業を始める時間帯です。




2011年の12月にリニューアルオープンした「ルイヴィトン大阪心斎橋店」の店舗を撮影してみました。心斎橋界隈の一等地である、新橋交差点角の1階フロアに店舗を構えているのです。




この界隈は大阪市営地下鉄御堂筋線の心斎橋駅のすぐそばという立地条件のため、純粋なオフィス街の雰囲気が強い場所なのですが、オフィスビルの1階フロアには高級ブランドショップが軒を連ねる風景が広がっているのです。




心斎橋地区へ高級ブランドブティックの直営店が本格的に進出し始めたのは、1996年のシャネルの日本最大店舗の出店が皮切であると言われています。銀座地区よりも家賃が安く、それが結果的に日本最大の店舗面積を有するブランドブティックが集積する遠因になったのです。




「南船場3交差点」です。心斎橋地区から本町地区にかけて、高級ブランド街から大阪都心部のオフィス街・本町へ徐々に街並みが変化していきます。




御堂筋周辺を歩いている人たちも、買い物客からビジネスマンの人たちの方が目立ってきました。この界隈は大阪市中央区の南船場三丁目地区と呼ばれています。




南船場3交差点前にはガラス張りの目新しいビルが建っていたのですが、「東京スター銀行大阪支店」の店舗でした。かなり遠くからでも目立つ店舗のデザインでした。




南船場地区周辺の御堂筋のイチョウ並木も綺麗な新緑に覆われていました。本町地区へ近づくにつれて、人通りが増えてきました。




「博労町3交差点」に到着しました。大通りをはさんだ対岸には「難波神社」の広大な境内が広がっています。約1700年前に大坂に日本の首都を設けた仁徳天皇が主祭神となっています。




難波神社の北側にあるのが「南久宝寺町3交差点」です。この交差点で御堂筋は「南久宝寺町通り」と交差しており、この通り沿いは大阪では有数の問屋街の一つに数えられているのです。




心斎橋地区と本町地区に挟まれた南船場地区界隈は古くから繊維・問屋街として発達して来たのですが、バブル崩壊後の産業構造転換によって高級衣料店やカフェ、レストランが集積するエリアへと変貌しつつあるのです。




2011年4月に竣工した高層オフィスビル「本町南ガーデンシティ」の脇を通り抜けていきます。御堂筋側に面した敷地内にも歩行者用通路が広く整備されていて、御堂筋の歩道と一体化されています。




「北久宝寺町3交差点」前には教会風の結婚式場である「セント・ラファエロチャペル御堂筋 〜アンジェ ルミエール〜」の建物が建っています。




結婚式場の建物の北側に建っているのが「南御堂」です。「御堂筋」の名前は北御堂(本願寺津村別院)と南御堂(真宗大谷派難波別院)が沿道にあることに由来しているのです。とは言っても観光地として有名なお寺にはなっておらず、一見しただけでは胡散臭い新興宗教の総本山にしか見えません。




とは言ってもこの南御堂は、天正11年(1583年)に石山本願寺跡地を含む一帯に豊臣秀吉によって大坂城が築城された時代からの歴史を誇っているのです。慶長3年(1598年)に大坂城の城下町の拡大により、大谷本願寺が現在地への移転を秀吉より命じられて以降、この場所に建ち続けているのです。




前方に本町通りと、通り上空を通っている阪神高速道路の高架橋が見えてきました。いよいよ本町地区のオフィス街の中を散策していきます。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 6288

Trending Articles