
高島屋 東京店再開発計画:取り壊し率70% 2014年10月14日
日本橋交差点前で建設工事中の高さ180メートルの高層オフィスビルと、高島屋東京店(日本橋店)の建物間に広がっている区画の再開発工事です。高島屋日本橋店を中心にA~Dの4街区にわたって展開する「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」として、現在の高島屋東京店の建物の北側の「C街区」、東側の「A街区」では現在、既存の建物群の取り壊し工事が実施されています。

東京都の報道発表資料から拝借した図で説明していきます。B街区と書かれているのが既存の高島屋東京店の建物で、この高島屋の百貨店はこのまま存続されることになります。百貨店北側の「C街区」と、東側の「A街区」の再開発のための取り壊し工事が現在行われています。
A街区:延べ面積約5,7523平方メートル、地下5階/地上26階、高さ約139メートル
B街区:延べ面積約80,600平方メートル、地下3階/地上8階、高さ約43メートル (高島屋東京店)
C街区:延べ面積約140,085平方メートル、地下5階/地上32階、高さ約175メートル
D街区:延べ面積約288平方メートル、地下1階/地上1階、高さ約4メートル
この場所(C街区)には、富士ビルや高島屋北別館、高島屋の立体駐車場などの建物が密集していたのですが、古い建物群の取り壊し工事が始まっています。国の重要文化財に指定されている高島屋東京店の敷地の北側、日本橋二丁目地区に、35階建ての複合高層ビルが建設されます。新店舗となる「新新館」と既存店舗は空中通路でつながり、既存店舗と合わせた売り場面積は約62000平方メートル(25パーセント増)となります。計画では、本館部分の空中権を利用し、新新館部分に高層ビルを建設します。 開発には、三井不動産も参加し、オフィス賃貸部分を三井不動産、商業施設部分を高島屋が運営する体制となります。
プレスリリース:東京都発表の報道資料 2013年4月11日
日本橋二丁目地区市街地再開発組合の設立認可について

高島屋東京店の百貨店の敷地南側を通っている道路を中央通りから東側(昭和通り側)へ向かって散策していくと、「A街区」の再開発工事現場が見えてきます。

昭和通りに架橋されている歩道橋上から「A街区」の再開発工事現場内を見下ろすことが出来ました。既存の古い建物群は全て解体され、更地状態になっていました。

現在は古い建物群の地下部分の基礎の撤去作業が行われているみたいですね。

この場所に地上26階・地下5階建て、高さ139メートルの高層オフィスビルが建設されることになります。

高島屋東京店の百貨店敷地北側の「C街区」の再開発工事現場前にやってきました。中央通り側の一棟の古いオフィスビルを除いて、取り壊し工事は終わっているみたいですね。

再開発工事の際には、周辺の道路の拡幅工事も同時に行ってほしいところです。

こちらの「C街区」には、地下5階・地上32階、高さ約175メートルの高層オフィス複合ビルが建設されることになります。

C街区の再開発工事現場を、北側から撮影しました。背後には高島屋東京店(こちらは「B街区」)の巨大な建物がそびえ立っています。

C街区と、現在北側で建設中の「住友不動産 東京日本橋タワー」の敷地の間を通っている道路を撮影しました。

中央通り(国道15号線)側から撮影した「C街区」の再開発工事現場です。証券会社などが入っていた古いオフィスビルの解体工事が行われています。

C街区の北側で建設工事中なのが「住友不動産 東京日本橋タワー」の高層オフィスビルです。

再開発工事現場の地図です。高島屋東京店の北側の広大な敷地が再開発対象です。