1935年(昭和10年)に宮内省本庁舎として建設された現在の「宮内庁本庁舎」と、退出門である桔梗門へ向かう人々の行列です。
宮内庁本庁舎の脇を通り過ぎて道なりに進むと、皇居東御苑の敷地内の南端部に建っている「富士見櫓」の建物の下に出てきました。
一般人がいつでも見学することが出来る皇居東御苑内を歩いて、この富士見櫓前にたどりつくことは出来ますが、こうして下から見上げることは普段はできません。
雲一つない真冬の快晴の青空の中にそびえ立っている富士見櫓を下から見上げて撮影しました。
普段は決して入ることが出来ない富士見櫓の真下周辺の散策道ですが、地形的には、この場所は「皇居東御苑」の敷地内に相当しています。
しばらく歩くと桔梗門の「桔梗渡り櫓」の巨大な第二門が見えてきました。皇居東御苑の大手門や、皇居前広場の桜田門と同じく「枡形」が形成されているのですね。
桔梗門の北側に広がっている「旧枢密院」や「皇宮警察本部」の建物群を撮影しました。この道路を北へ進むと、皇居東御苑の大手門までつながっているのです。
桔梗門の渡り櫓の手前で再び人の流れが止まって渋滞になってしまいました。どうやら人の数が多すぎて、枡形内の通路内が詰まってしまっているみたいですね。
帰宅した後の報道で知ったことですが、この日の新年一般参賀には8万5000人もの人が皇居を訪れたそうです。その中でも午前11時から正午の時間帯が一番混雑したのだそうです。
私「緑」も、その時間帯の真っただ中に皇居の中を訪れていたので、一番混雑が激しい時に当たってしまったのですね。
桔梗門の枡形の中では、制服警察官の方々が交通整理を行っていました。枡形の外側でも、もう一つの退出門である坂下門から出てくる人々と合流していることによって大混雑になっているそうです。制服警察官の方の指示に従って枡形の中を歩いていきます。第一の門である「桔梗高麗門」を通り抜けていきます。
桔梗高麗門の外側に掛かっている土橋「桔梗門橋」を歩いていきます。目の前には桔梗濠の広大な水面が広がっていました。正面奥には和田倉噴水公園の敷地が見えます。
桔梗濠の水面の奥に広がっている大手町の高層ビル群、普段見慣れている光景の場所に戻ってきました〜。
桔梗高麗門や桔梗渡り櫓を振り返って撮影しました。この桔梗門も、普段は通ることが出来ない門の一つです。滅多に入ることが出来ない皇居内を散策することが出来、また陛下の御言葉も拝聴出来て、貴重な体験でした。
皇居東御苑の辰巳櫓と、パレスホテルが見えてきました。これで年明けの皇居の新年一般参賀は終わりです。