引き続き中央通り・京橋三丁目の一等地に完成した複合施設「東京スクエアガーデン」の内部を散策していきたいと思います。GWの中日の平日の散策だったのですが、人通りがほとんどなかったのが少し意外でした。
東京スクエアガーデンの再開発工事によって、敷地内の中央通りや鍛冶橋通りに沿った個所に歩行者専用帯が整備されています。既存の歩道部分も再整備されたので、ものすごく広々とした雰囲気を味わうことが出来ます。
中央通りに面した敷地にも街路樹や植樹と併せて、歩行者用通路が新たに整備されています。再開発以前はオフィスビル群に大通りの両側を挟まれて圧迫感があったのですが、広々とした空間に生まれ変わりました。
敷地内の街路樹の脇には一見したところ目立ちませんが、ベンチが多く設置されています。周囲はオフィスビル街なので昼食の時間帯になると、多くのビジネスマンの人たちで賑わいそうですね。
東京スクエアガーデンが開業したのは2013年4月18日です。とは言っても、同時期に開業した東銀座の歌舞伎座の方に話題が集中してしまい、首都圏ではほとんどトレンドすらなりませんでした。
既存の複合施設とは違う、個性的なショップや飲食店を多く誘致していて、「京橋らしさ」を前面に押し出したラインナップであるとは思うのですが、やはり場所が「京橋」なのがある意味限界なのかもしれません。
歩行者専用スペースから見上げて高層ビルを撮影してみました。東京駅周辺では最大級となる約1000坪超の基準階専有面積となる高層オフィスビルなのです。
歩行者用スペース周辺も街路樹や植樹によって緑化されています。現在は若い苗木状態ですが、定期的に伐採などのメンテナンスをしないと伸び放題になってしまうかもしれません。
地下鉄銀座線の京橋駅施設と直結している「地下駅前広場」へ向かいます。再開発工事中はスクエアガーデン寄りの地上出口が閉鎖されていたのですが、新しく地下駅前広場として生まれ変わりました。
敷地一階には中央通り側から外堀通り側へ通り抜けることが出来る吹き抜け通路が設置されています。この吹き抜け通路に沿ってショップ&レストランや、オフィスエントランスホールの入り口が設けられています。
京橋駅と直結している地下駅前広場へ降りてみたいと思います。地下駅前広場といっても天井板が全て取り払われており、1階から広場を見下ろすことが出来る構造になっています。
御覧のように太陽の光が広場全体に降り注ぐ構造になっています。1階の吹き抜け通路へはエスカレーターと階段で上り下りすることが出来ます。京橋駅の地下通路に横穴を開けて新たな地下鉄出入り口を新設したのです。
地下駅前広場のフロアからもショップ&レストランや、オフィスエントランスホールへアクセスすることが出来るようになっています。むしろ京橋駅から建物内へ入る場合には、ここから入った方が便利なのかもしれません。
広場の中央から見上げてみると、中央通り沿いに建っているオフィスビル街を見上げることが出来ます。また広場内も植樹が整備されています。
地下駅前広場から吹き抜け通路まではガラス屋根がしっかり設置されているので、雨が降っていても濡れずに建物内へ入ることが出来る構造になっています。
東京スクエアガーデンの吹き抜け空間は、1階から3階までの3フロアにまたがった巨大な空間となっています。次回の記事では3階フロアの「京橋の丘」の緑地帯へ向かいます。