午前7時24分、のぞみ3号は静岡県浜松市近郊にある「浜名湖」の湖畔を時速270キロで通過中です。浜名湖と遠州灘の中間地点の干潟状の地形の上に、東海道新幹線の高架橋が架けられているのです。
7時53分、のぞみ3号は名古屋駅に到着します。名古屋駅で4号車からは半分くらいの人数の乗客が降車し、それと同じくらいの人数の人たちが新たに乗り込んできて、やはり満席状態となりました。
名古屋駅を発車したのぞみ3号は木曽川・揖斐川・長良川が造り出した低地を通過し、岐阜県の関ヶ原を通過していきます。平野部の田畑や、伊吹山地の稜線は綺麗な新緑に覆われていました。
関ヶ原トンネルを通り抜けると滋賀県内に入ります。米原駅を通過するとのぞみ3号は琵琶湖南岸に広がる広大な平原地帯の中を走ります。地盤も頑丈で線路の線形も大変良いため、時速270キロ走行がコンスタントに続きます。
音羽山トンネル・東山トンネルを過ぎると一気にブレーキがかかり、京都盆地の中へ入って行きます。8時29分に京都駅に停車します。京都観光にはまだ早すぎる時間帯だったので、降りる人はほとんどいませんでした。
8時43分にのぞみ3号は新大阪駅21番線ホームに定刻に到着しました。4号車内では8割近い乗客の人たちが一斉に立ち上がって降車していきました。
のぞみ3号は博多行きですが、新大阪駅から先では3〜4割前後の乗車率となっている模様です。やはり新大阪駅を境目にして輸送人員には大きな差が生じているようですね。
この後在来線に乗車して大阪駅へ向かうことにします!!!
新大阪駅からJR東海道本線(JR京都線)に乗車して一駅で大阪駅に到着しました。午前9時前の時間帯なので、駅周辺の商業施設はまだ営業してはいませんでした。
2013年4月26日に華々しく開業した「グランフロント大阪」を早速見に行きたいと思います。まだ開業時間前だったので人通りはほとんどありませんが、午前11時過ぎ前後からものすごい混雑が始まるのだそうですね。
建物内に入るのは後にするとして、建物周辺を散策してみたいと思います。開業前はこのアトリウム広場の北端部には仮壁が設置されていたのですが、開業後は撤去されて広々とした空間となっています。
大阪駅の北側、「梅田北ヤード」と呼ばれていた操車場跡地は再開発工事による街びらきに合わせて「梅北(うめきた)」と呼ばれることになりました。
一番心配していたのは天候でした。大阪駅到着の時点で、雲一つない快晴の青空だったのは運が良かったの一言に尽きると思います。